投稿日:2008-08-04 Mon

■高野山の奥の院の森で
手前は看板、
後ろは本物の森です。
「生かせいのち」は真言宗 総本山の登録言語です。
その人は64歳。
父より2つ上。父と同じくらいの年齢の人を見ると、私は父を
思い浮かべてしまう。今後もきっとそうだろう。その人は、地
域活性化において行政マンとして数々の前例なき成功事例を、
長野県飯田市で叩き出してきた方・・・・。再開発、着地型観
光、農業体験、インターン、UIJターン。
現在、高野副町長の高橋さん。
いまの高野町町長からの抜擢で、長野県飯田市の元カリスマ行
政職員として退職していたが、いま高野町の副町長になった。
「高橋寛治氏」である。今日初めて出会った。
>(ふるかわ日報6月15日 引用 朝日新聞より転記)
和歌山県高野町は、人口約4千人の町。「日本のバチカン」と
いわれ、世界遺産に登録され日本仏教の聖地のひとつ真言宗総
本山である高野山がある。最近は観光客と人口減少に悩むが、
その町の再生を託されたのが、長野県飯田市の元職員で、まち
おこしに先駆的な実績を残された「高橋寛治氏」が副町長とし
て登用。「全山禁煙」構想をうちだすなど、文化財保護のため
の動きなどが動き始めている。
>
その人である。
飯田市の再開発や観光行政としての革新的な試みのそれぞれに
ついては割愛するが、高野町に対する街づくりへの熱い思いや
その理論と現実についても色々とお話をいただいた。
「予算と権限をとって、市民に渡す これが仕事」
そうおっしゃっていた。行政スタンスと民間スタンスの最適な
バランスを過去の経験と自分の持論のなかにあった。その方法
は、その地域自治区や歴史・文化、住まいと暮らしがあってこ
そであり、すべてが特殊解なのである。
飯田で通用したことが高野で通用するわけではないなかで、
そうはいってもその特殊解と特殊解の根底にある「普遍」を探
す。「地方自治、地方活性化」の一般解を模索しているという。
実は39歳までタダのフツウの公務員だったというが、ある事業
の中で、地域の現場をいろいろ歩いたときがあった。
そこで、とある筋からの紹介で出会ったのが、湯布院、玉の湯
温泉「溝口薫平」氏であった。
「民間の人で、こんなにまで熱く、地域のことを思い、
街づくりをしている人はいるのか、
(行政マンとして私は何をしているのだろうか・・・・)」
そこから高橋氏のスーパー行政マンとしての活動は割愛させて
いただいたが、前述のとおり。
ここに書きたくても書けないほどの行政改革の話をして頂き、
「上司と部下との判子戦争」などはw、とにかく情熱と行動力
があり、飯田のまちを多く変えてきた実績に繋がっている。
「私はねぇ、某社の理念とか、Mさんが好きなんだな。」
30代の我々に対して、ご指導とご鞭撻もして頂き、なおもま
た、私たちへの期待もしてくださって、いくつかのアドバイス
もしていただいた。感謝。
真言宗総本山 高野山金剛峯寺のお坊さんの世界と、一般町民
の普通の世界とこれらが融合する世界のバチカン高野町。これ
からが楽しみであるとともに、高橋氏の鞄持ちでもよいから、
真下でその思想と行政スキルをお教えいただきたいなと思い、
私たちは、大阪の難波という「下界」へと帰った。
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http://www.sekaiisan-koyasan.com/ (←ムービー見てください)
http://www.nankaikoya.jp/
http://www.shukubo.jp/
http://www.koyasan.or.jp/
http://www.town.koya.wakayama.jp/
投稿日:2008-07-17 Thu
本を薦めて、嬉しいことの一般的な5フェーズ。
1)いい本だね!読みたい!と共感してくれる
2)すぐ買ってくれる
3)すぐ読んでくれる
4)すぐ読んだ感想を共有しようとしてくれる
5)また広めてくれる
やはり共感、購入、共有、が嬉しいわけで、そのあとの著書の
感想で盛り上がるのは共有化とは、とくに一番嬉しい。
だから一般に、普通1)の段階ではあまり盛り上がらない。
ただし、今回。題名を紹介しただけの0)「共感」の段階で大
盛り上がりで、さらに1)読んでないのに「買った」という段
階でさらにさらに大盛り上がり。さらにいえば読んでないのに、
広めてくれている。
実は、本を紹介して、こんなにネタにされたのは初めてだ。そ
の本を薦めた私以上に紹介した人が何よりも興奮していること、
また著者の遍歴に深い哀れみと情熱があること、題名が理論と
実際ではなくて、理論と「現実」というところ、そもそもマニ
アックに「土地」と「補償問題」が好きな人には、こんな本あ
ったのか!と大興奮するのである。
紹介した著書の華山先生も天国で喜ばれているに違いない。
「補償の理論と現実(華山譲)」
〜ダム補償を中心に〜
いや〜、固い内容でしょ?
固いんだけど、固くないんですよ。それは後々、書くとして、
先日、私の仕事仲間である、某、環境系企業のTさん、Kさん
に紹介したのである。
弊社にて打合せしながら「10億売上10倍幸せ」という世界と
「補償の理論と現実」という世界とのミスマッチングのようで、
しかしそこに一貫性を見出している私としては、その本の価値
を増幅していただけるTさんには、とくに感謝である。
「古川くん、
あの日から、すぐ買ったよ〜!
確かに1500円の本がアマゾンで2万円だったけど、
全国各地の古本屋を探してたら、
金沢に2000円であったんだよ!」
っと、この名著をじっくり読みたくてまだ呼んでいないのに、
今日そういってくれた。おまけとしては、その紹介した会社
で、Tさんが机の上においてあったらある女性社員までが
「この本どうしたんですか?」
「読みたいっ!」
っと伝播的に広がりつつあるという。「いやだよ、おれまだ
読んでないもん」というご様子くらい。
内容は、わかりやすく伝えると。
以下のような真実に理論と現実でぶつかっている本である。
東京で電気が思う十分に使えたり
農地に水が安定的に供給されて
美味しいモノが食べられるのが、
ダムができたからという受益の享受によるものだが、
そのダムができるまで、
どれだけの人たちが、
昔住んでいたわが土地を捨てざるを得なかったかとか。
北京オリンピックの競技場をつくるために
土地を強制収容され、
もともとすんでいた住人が焼身自殺をしてるその実際とか。
六本木ヒルズができるまで
その地元住民から合意形成をするまで
某ビル会社の営業担当が、壊してきた「肝臓」の話とか。
国立マンション訴訟など、
環境や景観に悪いから14階以上は取り壊せとか。
新たにマンションができるから
周辺住民の環境が劣悪になるために反対運動をするとか。
新しい高速道路(圏央道)をつくるのに
ちょうど美しき古民家に暮らしている人が
この自然まもりたいと、立ち退かないとか。
京王線が南大沢から橋本に延長するのに
どうも1軒だけずっと残っていて両側は
線路(橋げた)ができているのに・・・・とか。
ダムにまた戻れば、
大金がもらえるから、自分の愛着ある土地は捨ててもいいが、
どうせお金をもらうなら、「ゴネて」「ゴネ」て
高いお金をもらおうとしているのか、
本当にこの土地が大好きだから立ち退かないのか
真意がわからず、今まで仲良かった隣の家との関係が
壊れるとか。
この家も補償しろと
急に掘っ立て小屋のような「家」をつくり
一夜城と揶揄されたり
また、立ち退きのために
退きたくない大地主に無理やりバクチをさせて
多大なる借金を抱えさせることで、お金をなくさせて
ダムができてきた現実とか・・・。
また、
「ちいさいおうち(ばーじにあ・りー・ばーとん)」
という絵本を読んだことがある人は意外と多いのではないだろ
うか。

小さな田舎町にある小さなおうちが
都市化によって周りの景色がドンドンかわり
最後の最後まで立ち退かなかったある家の話。
とても切ないけど
なにか心にしこりが残らない暖かな話。
私は幼少時代にこの絵本を読んだことや
自分の裏山が急になくなって巨大ショッピングセンターができ
たとかたまたま吉野郡川上村に行ってダム建設中の村にいって
いたとかこういう経験があったからだろうが、
すごくこの世界に興味がある。
みなさんも、これに近い興味はあるのではないかと思う?
私は
公共の福祉(みんなの幸せ)と個人財産土地所有権(わたしの
幸せ)との戦いが大好きで、よだれがでるほど、人間ドラマと
資本主義欲求の世界とか政治の世界と土木的環境的なハードの
世界とか自然環境との世界が好きなのである。
もちろん
いかに美しい都市を作るかという観点からすれば
心地よく退去していただく法律、税制、補償などが整備されて
いなくてはならないし、単純明快に「立ち退き反対」「ご近所
迷惑反対」とかを応援しているわけではない。
補償の理論と現実は、何が気持ちいいかといえば、ダム推進と
いう立場で書いているのだが、何も被補償者を権威で押しつぶ
そうという視点ではないと明言し、最適な補償とは何かというこ
とを一貫した思想のもと書かれているということが心地よく読
めるのである。
この世界、きわめて、「うやむや」なのであるが、私は専門家
でないので詳細は専門家に任せる世界であるが、興味レベ
ルで知っていたい世界である。
この戦いの日々こそ、興味が深く、環境問題の原点に、こうい
った補償の理論と現実を知らなければ、浮ついた環境論になる
とすら私は思っている。
もし環境問題を真剣に考えて、環境研究、環境ビジネスを目指
すならば、この先生の著書の、「環境政策を考える(1978年)
」や「現代の土地神話」をお勧めする。定量的で冷静でカデミ
ックな分析力と、ジャーナリスティックで情熱的な文章力とが融
合された名著だ。だいたいこういう本がアマゾンで「1円」で売
られているのはある意味悲しい・・・。
ちょうど30年前の環境本であり、中古本しかなくカバーや本
自体は色あせているが、内容にはまったく色あせた様子がない。
ちなみにこの補償の理論と現実は、華山先生が30歳のときの
著書である。華山先生は、私が所属していた研究室の大先輩に
あたる。その研究室はいま農地環境工学研究室といい、忠犬ハ
チ公の飼い主が初代教授である。
その華山先生は、若くして亡くなった。聞いた話では、真実を
もとに発言権を得てきた信念の研究者として、カレを潰す動き
が政治世界であったといわれており、圧力に屈服し自殺した。
日本は惜しい人を無くした。1939年生まれである。世間が
高度成長、環境破壊、バブル崩壊とあっても信念が常にあった。
これら著書については、また皆様に報告したい。
投稿日:2008-06-26 Thu
今日、川上村役場地域振興課のM課長が、丸の内の弊社にやっ
てきてくださった。
東京で、林業関連の研修があり、その後、弊社に寄ってくださ
った。先日は、川上村のホテル杉の湯支配人Kさん、と、コン
セプトリーダーのKさんも、ここ丸の内の弊社に、これもまた
研修のついでにと、やってきてくださった。21階から東京駅
を上から俯瞰できるのは鉄道マニアにはたまらない美観。そし
て遠くはお台場やベーブリッジや東京タワーが見えるし、西側
は新宿の摩天楼がみえる。
船井総合研究所
五反田の事務所
から
丸の内に移転して2年ちょっと。
自分は本音でいえば、こんなビルは好きではないし、丸の内の
ような場所で働きたくなかったので、ひっそり五反田から徒歩
15分の場所に居を構え、本社が大阪の会社だったことで、こ
の会社を選び、そして、大阪希望を出し、大阪で働いた。吉野
に近くて、満員電車もなくて、よかった。
でも、いま、丸の内のビル。
「ぎょうさん、もうけとるやん」
といわれる。はい、会社(他の部署)がすごく儲けてくださっ
ていてと正直に伝える。でも、本当は、地方が儲からないと、
元気にならないわけだし、地方活性化という理念も、利益なけ
れば達成できない。
おんぶにだっこされているだけです、と伝える。
今、会社は丸の内にあり、その利便性の高さと、ふとよってい
ただけるこの立地という点において、すごく「TOKYO」のありが
たさを身にしみて感じているとともに、会社に感謝している。
私の知人で起業したコンサルタントも「ちょっと、いま丸の内
にいるから会える?」というノリでやってきてくれる。今日も
実はやってきた。ここで生まれる情報交換力はきわめて高く、
カレは私に、営業案件を紹介してくれたりもした。さすが、丸
の内効果である。
地域と東京のギャップ。
理想と現実のギャップ。
そうじゃなくて、「どっちもいい」といいとこどり。
ひとつひとつ理想に近づけていく。
奈良県吉野郡川上村×東京都千代田区丸の内
山村地域 TOKYO
比率は自分の中であるが、このバランスがいい。
M課長が今日、東京に来てここで話をし、川上村の話を熱くす
る。最初の統括マネージャーだった弊社Yさんも加わっていた
だいて色々な話を展開した。川上村に対して、雑談レベルから
色々な、アイディアがここ丸の内にて湧き出た。
その後、
新丸ビルで美味しいドイツの白ビールを飲み、
吉野郡川上村の未来について、さらに熱く語った。
ありがとうございました。
Keep Cool でありたい。
今後ともよろしくお願いします。
投稿日:2008-06-15 Sun
役所がヘッドハント
これは、朝日新聞の本日の記事である。
「逸材」招き活性化を託すという。ソトモノの異色のひとたち
がマンネリを打破するという。今、一般職においても、地方公
務員の中途採用が増えている。
04年度773人
05年度1107人
06年度1923人
(全国の中途採用の地方公務員数)ってかそれでも少ない!
そのなかで、3つの自治体が紹介されている
和歌山県高野町は、人口約4千人の町。「日本のバチカン」と
いわれ、世界遺産に登録され日本仏教の聖地のひとつ真言宗総
本山である高野山がある。最近は観光客と人口減少に悩むが、
その町の再生を託されたのが、長野県飯田市の元職員で、まち
おこしに先駆的な実績を残された「高橋寛治氏」が副町長とし
て登用。「全山禁煙」構想をうちだすなど、文化財保護のため
の動きなどが動き始めている。
宮城県豊谷町は、昆野武裕氏が町からヘッドハント。それまで
は気仙沼市の職員であった。ダム建設反対運動にかかわったり
公務員の枠に収まりきらない役人生活を送ってきており「ソト
の空気を知っている異能が欲しい」と町長に誘われた。
大阪市は、公募で転身。年俸1300万年で公募された大阪市
IT改革監のポストを射とめたのは木村毅さん年収は650万
円から倍増し、電子関係の経営コンサルタントであったが、民
間の経験を活かし、役所のコスト意識に驚き概算予算のなかで
32億円をばっさりと削ったという。任期は来年3月まで。
私の知る
地方自治体でも
こんな人が、あんなところへ!と、色々と変わり始めている。
さて
私の手元にちょうど、5月12日の日経ビジネスがあった。
「こんな行政いらない」という特集である。建築、金融、医療、
交通、食産業、など各所の行政の規制と現実とのギャップにつ
いての記事であり、メディアがつくるムードで政策をつくって
いる現状や、その政策が経済を殺していると痛烈に批判している。
この記事で、電通総研のデータで面白いもモノがあった。
「国民皆が安心して暮らせるよう
国はもっと責任を持つべき」と考える人の割合
1ロシア
2日本 (71.4%)
3コロンビア
4ドイツ
5イタリア
8中国
10米国 (40%強)
11英国 (40%強)
12スウェーデン(33.1%)
この「お上依存」が世界トップクラスであることを批判し、一
民間が顧客との対話を繰り返して、行政処分を受けても消費者
は指示し続けた、福岡県の遠賀タクシーの例は、行政に降りま
わされている現場に夢を与えている。
これがリバタリアンという。
たしかに市場原理に任せていたら格差がひろがる、行政に民的
発想(彼らにとっては民敵発想か)をいれると社会が不幸にな
るなどあるが、リバタリアン(自由意志論者)というのは違う。
市場の原理の失敗はしばしば指摘される
政府だって行政だって失敗する
そのスタンスにたって自立と自律を促すのがリバタリアンとい
い、森村進教授(一橋大)や蔵研哉准教授が詳しい。
「市場も政府も完全でない。
であるならば、市場(消費者)に自由があるほうがよい」
というスタンスなのである。ここにはないが、北の湘南とい
うち地域ブランドを立てた北海道伊達市のウェルシーランド
構想も、お年寄りに対するモビリティーサービスに関して、
国交省の規制を変えさせたのは、伊達市にすまうひと(消費
者)視点による政策を推進していったゆえんである。
結局、一民間企業が、一地方自治体が、顧客視点にたって、
経営に専念し、つきすすむべしということ。
お上とのネットワークももちろん、発言権獲得ゲームにはおい
て必要であるが、なんのためのゲームか。お上とつながるため
でなく、消費者(居住者)視点になること。
政策をメディアが作るムードで決めてしまっているお上の実
情を認めながら、あの姉歯から一連の改正基準法の制度を指
揮した、和泉洋人・住宅局長ですら、陳情した。どちらも不
完全である。
補完しあう
そしてその前提は、市民視点にたつこと。
政府も民間も消費者の自立支援に軸を据えていく。若干の飛躍
にはなるが、だからいま、顧客視点にたち、機敏性高き、地方
の中小企業、地方自治体がチャンスである。
投稿日:2008-06-02 Mon
今日は弊社の大先輩で店舗再開発の専門でいらっしゃるYさんと、
再開発の各種法律の専門家プランナーであるM先生との対談が
あった。
さて、もうすぐ、街づくり3法が変わる。
〜街づくり三法〜
・中心市街地活性化法
・改正都市計画法
・大規模小売店舗
立地法。こういわれてもピンとこないだろうが、これほど注目
されている法改正はなかなかない。店舗経営、商業地図が大き
く変わるからだ。
もう政府与党の動きは珍しく俊敏であり7月には施行されてい
くようである。閣議に示された法案は現在インターネットにで
ている。さて、特に、この法改正で大きな注目を浴びているの
は、床面積1万平方メートルを超えるスーパーやショッピング
センターなどの出店について、原則自由から原則禁止へと大転
換することだ。
では、そんなにイオンが悪いの?ということである。
ドーナツ化現象はすでに20年前から指摘されているが、今回、
初めて、大胆な法律改正をしようと世間の注目を集めている。
Mさんの言葉を借りよう。
「明治以来、中心市街地が空洞化してきたんですが、その理由は
ね、大型店であると今回言明したんです。大規模小売店舗が郊外
に立地したことが原因だと言い切っているんです。それに付随し
て役場や病院や警察が移転してきたんですが。しかし、それは今
まで怖くて誰も言わなかった。それをイイキッタことで非常に整
理しやすくなった。いままではそれが証明しきれなかったんです。
霞ヶ関も国会もね。しかし、裏づけが取れた。明らかに中心市街
地の荒廃が郊外立地だと出たんです。そう、宮崎にテポドンが落
ちた。イオンがきて、駅前の百貨店などなどボロボロになった。
他の地域もそう。もうデータを取ると、明らかにそうだと分かる。
大型立地とともに中心市街地がガタガタに衰退する。」
さて、そこでだ。
そんなに悪いことなの?
そんなにイオン(ジャスコ)って悪いの?
ということになる。
・街中のゴーストタウン化は見ていられない
・維持管理費と固定資産税払ったら何もなくなる中心市街地の店舗
・郊外立地は地域の人で維持できればいいが、たいてい維持管理は、
反対した地元の人たちがずっとやり続けなければならない
・失敗しても、責任放棄になる
・ここもだめ、ここもだめ、と地権者が反対し、外へ外へと
開発されていった
・財政破綻した自治体も多くなり、郊外再開発はほぼ不可能
・人口減少時代に、維持管理は困難になる
・空き店舗は中心市街地にも、郊外にも空き店舗があるが
郊外にある空き店舗は永遠に朽ち果てたままになる
・中心市街地は何らかの形で用途変更、業種変更して再利用がしやすい
・30万人口の地方都市は新陳代謝が不可能で入り手がいなくなる
・一度壊された土地(自然)は元に戻らない
などなどあるわけだ。
実は、今回の法律は遅きに失している。だがこの法改正がなければ、
我々の未来はなく、まっとうな仕事(商業)が出来なくなるとMさんは
延べている。
再開発では公共の福祉(みんなのしあわせ)よりも個人の権利が優
先されているのが現状なのである。欧州の事例では、強制執行があ
るが、日本では商業の再開発では、法的な根拠はあっても実行され
ていない。
そこで大事な点を忘れてはならない。郊外を規制しても、中心市街
地が再開発されやすくなければ、意味がないわけである。そこで、
今日は、一番の大いなる「なるほど」に出会えたのである。
「だけど、町づくりってね、商業なんですよ。
結局は、商いの場なんですよ。集客力が大事なんです。」
「集客力あるところが何処にあるか、それが町の何処にできるかで
ヒトの流れが決まるんですよ。」
「その動機が商業の場合は強い。ディズニーランド2000万人年間来
ますが、新宿の伊勢丹には5000万人が来るわけです。」
「ようするに、町づくりとか、中心市街地活性化とかを
やるにおいて重要なのは爆発的な集客力をどうだすか。」
「しかしね、町づくりとか中心市街地活性化とかをね、ビジネス素
人が結構やってて。一部のおたくバカリになるからね、持続可能じゃ
なくなるんですよ。」
「だって、ひどいのは、利益が集まらなくてもいいというのです
からね。空き店舗をどうするかって問題の根本は商業の強化なの
にそこに目を向けない。」
「町づくりやるヒトがね、商業が町づくりのパーツのひとつとし
てくらいしか考えていない」
「もちろん中心市街地は商業だけではない。でもね、違うんです
よ、やっぱり、商業なんですよ」
「なるほど、利益なき理念で突っ走っているんですね、街中
の町づくりは」
「そう、そう。日本のまちづくりは理念だけが立派だってね
欧州から言われているんです。」
「もしかしたら、商業的要素や利益の獲得に目を向けない大学の
先生ってのが、中心市街地を悪くしているかもしれませんね」
「それもあるね」
「あとね、郊外立地の場合はね、小さな店舗がなかなか新規参
入できないんだよね」
「いまベンチャーがITばかりですが、実際に、商業ベースで
ベンチャーが出てこない理由も郊外大規模店舗の起因するとこ
ろも多いんですよね。」
「資金1000万で、こんな店やろう!っていって新しい店舗
飲食店が出てこないんです。中心市街地ならやりやすい。」
「1000万かけて商売しようってヤロウが男上げようっていう
場所がなくなっているんですよ。失敗したってたたみやすい
状況があるのがITですから、だからドンドンベンチャーも
でるが、商業ベースがそうではない」
「ようするに、大型立地だと一つの強いところだけが幸せ
になって、個人個人で幸せになれる状況ではないんですね」
「そうそう」
・・・・・
地域活性化 (いなか、ちほうとし、さんそん)
という大いなる課題ももっとスパっと見えることだろう。
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